2023年が始まりました。
本年もよろしくお願いいたします。
新年はじめに図書館へ。
えほんコーナーにて、安藤忠雄氏原作の絵本を見つけました。
タイトルの通り、安藤さんの建物には、訪れる人に感動や驚きを与える仕掛け「いたずら」が詰まっています。建築をつくる楽しさや空間体験の面白さが伝わってきます。
えほんを読み進めていくと、安藤さんの初期作品「住吉の長屋」(1976年)が掲載されています。
外には窓を設けないで、中庭から光や風を取り込んだ長屋形式の住宅です。
長男にこの家どう?と尋ねたら、部屋から外に出て、傘をさして、違う部屋に行くのも面白いと、親が言わせた感はありますが、期待通りの回答でした。
このえほんは、「こども森の本 中之島」の開館に合わせて企画されたようで、子供にわかりやすく建築の楽しさを伝えるものですが、スケッチや安藤建築の案内もあるので大人も楽しめる内容になっています。
安藤忠雄展「挑戦」2017年 原寸大の建物「光の教会」を再現
2023年の始まりに安藤忠雄氏のえほんに巡り合って、リフレッシュできたように思います。一つ一つの建築にきちんと向き合いながら、かつ、楽しさや面白さもクライアントと共有していきたいと思います。
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