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焼杉づくり

先日、焼杉づくりに参加しました。
焼杉は耐久性を増すために、杉板の表面を焼いて炭化層をつくり板本体を守るものです。古くは西日本で家の外壁に使われていましたが、近年では耐久性や質感など評価されて全国的に焼杉の事例が増えています。以前、大下条駐在所の外壁に焼杉を採用しましたが、自分で製作するのは初めてです。3枚の板を合わせた三角焼きでつくっていきます。

外構の板塀に焼杉を使うため、長さ2mの杉板を使います。
外壁の場合は、建物高さに合わせて3m材、4m材を使います。


板の両端はうまく焼けない場合も多いです。
押し縁外壁であれば小口が多少焼けていなくても良いかもしれません。
今回は板塀に使う為、小口はバーナーで焼いていきます。


300枚の板を無事に焼き終えました。焼杉づくりの工程、服装や道具を含めた安全管理について教わりました。機会があれば、外壁に焼杉を使っていきたいと思います。

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